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パリエットとロキソニンは併用しても平気なの?

結論から先に言ってしまうとパリエットとロキソニンは併用しても何の問題もありません。とはいえ、それだけ言われても不安になる方もいらっしゃると思います。ここからは、どうして一緒に飲んでも大丈夫なのかを説明していきたいと思います。

パリエットとロキソニンを併用しても比較的安全

薬は全て飲み合わせがいい物と悪い物があります。その中でもパリエットとロキソニンは併用しても平気な組み合わせです。それは何故でしょうか?

 

そもそも、飲み合わせの悪い薬という物はそのほとんどが効果が同じものです。

 

代表的な例としては睡眠薬です。睡眠薬Aの用量が5mg、睡眠薬Bの用量が5mgだったとして薬の種類が違うからそれぞれ5mgずつ一緒に飲んでも大丈夫!ということになるでしょうか?そんなことがあるはずありません。
睡眠薬Aを2倍の10mg飲んでしまった場合と状態はほとんど変わらないでしょう。本来の倍の量飲んでしまったのですから酷い副作用に悩まされることは間違いないと思います。

 

その点パリエットとロキソニンについてはどうでしょうか? まずはそれぞれの薬がどんな効果を持っている薬なのか軽く説明します。

 

ロキソニンはこんな薬


ロキソニンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)です。

 

「痛み、炎症、発熱」などの原因となるプロスタグランジンが作られるのを抑えて、炎症や痛みをやわらげ、熱を下げます。

 

代表的な副作用は胃痛ですが、長期服用などで重症化してしまい胃潰瘍になるケースもあります。その為一緒に胃腸薬を飲むことが多いのですが、その中でも効果が高いのがパリエットです。

 

パリエットはこんな薬


パリエットは胃酸の分泌を抑える薬(プロトンポンプ阻害剤)です。

 

本来胃酸は人間の体にとってなくてはならないものです。しかし、胃に潰瘍がある状態では胃酸は患部を痛めつけて治りを遅くしてしまいます。そこで、胃壁細胞のプロトンポンプという機能に働きかけることで胃酸の量を抑えます。

 

 

パリエットは胃酸を抑えるために胃に働きかける薬ロキソニンは痛みと炎症と熱の原因となる物質が作られるのを抑えてやわらげる薬なのです。

 

パリエットとロキソニンは効果が違う薬だから併用OK

上で説明したようにパリエットとロキソニンは効果や仕組みがまったく違う薬です。このように効果が違う薬は基本的に一緒に飲んでも問題はありません。

 

もちろん例外はあります。

 

  1. AとBを一緒に飲むとAの効果が強まってしまう
  2. AとBを一緒に飲むとAの効果が弱まってしまう

 

の様に、効果が違う場合でも、お互いの薬の効果に悪影響を与えてしまうこともあります。しかし、パリエットとロキソニンにはそのようなことはありません。実際に服用している方からも飲み合わせの悪影響報告はないようです。

 

パリエットとロキソニンの併用にはこんなリスクもある

ロキソニンの副作用によって起こった胃痛・胃潰瘍の症状を和らげてくれるパリエットですが、残念ながらリスクもあります。胃酸の分泌を抑えるということは、本来必要である物の量を抑えてしまうということになります。

 

それにより何が起こるかというと、ズバリ

 

  1. 下痢
  2. 便秘

 

この2点です。胃酸を抑えるのですから、消化器になんらかの影響を与えるのは当然と言えば当然です。

 

これらの症状は胃潰瘍と比べると大したことはないかもしれませんが、それでも長期化重症化してくればつらいでしょう。何か解決策はないのでしょうか?

 

解決策

パリエットを他の薬に変える

パリエットはそこまで副作用の強い薬ではありませんが、それでも医師の処方が必要な薬です。市販薬と比べれば副作用が強いのは確かです。もしも副作用が辛いようでしたら、ガスター10などの市販胃腸薬に切り替えてみるのもいいでしょう。

 

パリエットと比べると効果も下がってしまいますが、もしもロキソニンによる胃痛の症状がそれほど強いものでなければ十分対応できるでしょう。

 

ロキソニンを他の薬に変える

逆にロキソニンを胃の負担が少ない薬に変えてみるのも一つの案です。同じNSAIDsで胃への負担の少ないセレコックスがおすすめです。また、NSAIDs以外のジャンルの薬になりますが、アセトアミノフェンも胃にやさしい解熱鎮痛剤です。
※アセトアミノフェンは市販薬によく含まれる成分なので、成分名で見てアセトアミノフェンを多く含むものを選んでもいいでしょう。

 

胃痛がなくなればそもそもパリエットを飲む必要もなくなりますから副作用の問題を解消することができます。

 

パリエットとロキソニンの飲み併せが気になるなら医師に相談を


パリエットとロキソニンの飲み合わせが悪くないのは説明しましたが、やはり不安は残るでしょう。不安な状態で服用してストレスをためてしまうのもよくありません。気になるようであれば、現在診察を受けている医師に確認してみるといいでしょう。「パリエットとロキソニンは一緒に飲んでも大丈夫なの?」とストレートに訪ねてしまって大丈夫です。

 

パリエットについて詳しく紹介

パリエットは製剤販売元がエーザイ、発売販売元はEAファーマで胃潰瘍、十二指腸潰瘍や逆流性食道炎、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍や十二指腸潰瘍の再発抑制のためなどに処方されます。5mg、10mgと20mgの製剤があり、1日1回内服で症状などにより内服量は調整されます。

 

お薬の分類としては消化性潰瘍治療薬の中でもプロトンポンプインヒビターと呼ばれる分類のお薬の中の一つで、胃酸を分泌する際に必要なプロトンポンプという機能を抑えることで胃酸の分泌を抑制し、潰瘍の症状改善をはかるお薬です。副作用としてはパリエット、だけでなくほかのお薬でも起こりうる肝機能障害やアレルギー症状(薬疹など)、血球減少などがあげられますが決して頻度の多いものではありません。

 

大事なことしてはエイズのお薬であるレイアタッツとエジュラントというお薬と一緒に飲んではいけません。国内ではプロトンポンプインヒビターとしては3つ目のお薬で1997年に発売されており、歴史のあるお薬です。しかし、パリエット発売以降も消化性潰瘍のお薬は他の製薬会社からもたくさん発売されてきていますので、最近では処方される頻度は下がってきているようですが、発売当時から効果は医師からもはっきり認められているお薬です。